2007年11月 1日アーカイブ

「どういう分野が専門ですか」

と問われることが多くなった。

迷わずに「債務整理と離婚です」と答える。

 

相手の人は怪訝な顔をすが、能力を超えたことを期待されても仕方 

がないので気にはしない。

 

今から10年前、商工ローンの嵐が吹き荒れていた。

ある日、上越市内の商工業者が手形の支払期日が迫っているが支払

資金がない、保証協会に頼んでも断られた、どうしたらいいかと法

律事務所に駆け込んできた。

もう半分あきらめて悪酔いしていたようで酒臭い。

その業者が日栄という貸金業者から貸付の度ごとに渡されている書

類を見てもさっぱりわからない。

 

どうしたらいいものかと思案していたところ、日栄商工ファンド弁

護団が京都で結成されるというFAXがきた。

 

その会議に出席したところ、日栄や商工ファンドという会社が年利

40%に近い高利で貸付をしてその利息の支払いができずに倒産す

る業者が続出していることが初めてわかった。

 

新潟に戻り難解な書類をひもときながら利息の引き直し計算をした

ところ、債務がほとんど残っていなかった。

 

手形の取立を禁止する仮処分の申立をして裁判所が決定を出した。

そうすると、日栄は手形の組戻しをして、その業者は手形の不渡り

を免れた。

その業者は倒産を免れて今も仕事を続けている。

こんな仕事が続いて債務整理の仕事が今でも主な業務になってい

る。

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