2007年11月 7日アーカイブ

直江津の資産家殺人事件でもう一人の被疑者が逮捕された。

 

罪名は窃盗教唆である。

 

人が無理矢理にお金を盗むということは、それなりに理由があってのことである。

 

先に逮捕されて主犯格とされていた人は、彼が多額の借金を抱えていたと新聞はいう。

 

しかし、多額の借金を抱えた人は世の中にたくさんいる。

 

多額の借金を抱えたからといってすぐに金を盗むかといえば、決してそうではない。

 

犯行の動機がいま一つわかりにくい事件ではあった。

 

しかし、今回の報道によれば、主犯格とされていた人は今回逮捕された人に対して2500万円もの負債があり(07年11月7日付新潟日報)、その返済を執拗に迫られていたという。

 

そして、その人から、被害者宅の現場見取図、被害者の不在の日時まで教えられて犯行に及んだ、とのことである。

 

だから、今回の逮捕によって、事件の全容が少しはわかってくるのではないかと思う。

 

それにしても、教唆(そそのかし)というのは素人にはわかりにくい罪名である。

 

警察の考えは、今回逮捕された人は犯罪の実行をそそのかしただけで脇役であり、あくまで本当の犯人は、先に逮捕された3名であるとのことである。

 

しかし、今回逮捕された人は、主犯格とされている人に執拗に借金の取立を迫り、そのために被害者宅への現金窃取をもちかけ、犯行後も奪った現金2600万円の内800万円をもらっていたのである。

 

警察は、800万円が犯罪の分け前ではなく借金の返済であるとコメントしている。

 

これは、警察が正犯ではないことを強調するために述べているものと思われる。

 

しかし、そそのかした時点で、奪った金も俺によこせということになっていたとしたら、今回逮捕された人は、他人を利用して自己の企図する目的を実現したといえる。

 

そういう事情があれば、正犯としての責任を問うてもいいのではないかと思う。

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