2007年11月10日アーカイブ

新潟日報の記者から取材を受けた。

 

質問は、弁護士が急増して東京だけでなく新潟市内も弁護士が飽和状態に近づき

つつある、他方、上越地域はまだまだ弁護士が足りないという、それはなぜか、

というものだ。

 

弁護士が過疎に行こうとしないのは、過疎に行こうと考えた時に仕事、生活いずれも取

り残され感を覚えるからだ。

 

過疎地に行けば、弁護士の先輩同輩がいないとスキルアップもできない、という不安を

覚える。生活面においても子ども教育や暮らしやすさを考えると、都会の方がいいに決

まっている。過疎に行こうとするのは変わり者か、親がそこにいたから、ということになる。

近年、ひまわり基金法律事務所や法テラスの事務所の活躍によってその傾向は変わり

つつあるけれど、なかなか大勢は変わらないだろう。

 

今日は、糸魚川に行った。糸魚川市は上越の隣に位置し人口が約5万人の都市である。しか

し、弁護士は一人もいない。行政の行う弁護士の法律相談は社会福祉協議会が行う月1回の

無料相談程度である。

 

今日ご相談された方は、3年前にある弁護士に事件をお願いしたものの、ほったらかしにされて

いたということであった。近くに弁護士事務所があれば、進行状況を気軽に聞けるだろうし、弁護

士の業務の得意、不得意もわかるだろう。

 

過疎はいつも割を食う。それを少しでもなくすためにと上越で開業したつもりだが、一人の力で

できるものでもない。また、名案があるわけでもない。弁護士の一員として申し訳なく思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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