2007年12月31日アーカイブ

 今年、一体、何をしただろうか。

 新しい事件というと、一つは少年事件を担当した。新潟では鑑別所が新潟市に

一つしかなく、上越の少年事件も観護措置がされると新潟に身柄が送られるため、

なかなか上越の弁護士が少年事件をするのは無理ではないかと思っていた。

 しかし、実際、少年事件をしてみてわかったことだが、観護措置がされる前にも、

通常の刑事事件と同様勾留があり、そこで、弁護士が「弁護人」としてアドバイス

する重要性もあったことに気がつかされた。恥ずかしい話だが、こういうことをまっ

たく知らなかった。

 もう一つはいじめ事件でいじめを受けた少年からの依頼を受けた。詳しいことは

いえないが、加害少年の家族や中学校の先生と話合いの場をもって何とか解決

へのお手伝いができた。当初、民事で慰謝料請求をするしかないとも思ったりした

が、そんなことをしても、被害者側の感情も安らぐわけでもなく、かえって紛争がこ

じれるような気もして迷いに迷ったあげく、話合いの道を選択した。学校の事件に

弁護士が入ってきて先生方もかなり警戒されていたようだった。結果的にどう思わ

れたかはわからないが、訴訟という手段を選択しなかったことは間違っていなかっ

ように思う。

 弁護士になって10年が経過する。仕事に慣れてくると、新しいことをすることが

おっくうになる。以上の事件は、他の弁護士であれば、誰でも当然やってい

ると思うけれど、私には新鮮でかつしんどかった。しかし、そうしないと、老化するだ

けなんだろうなあ。

 

 皆さん、今年一年お疲れさまでした。良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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