2008年2月 1日アーカイブ

 今日は、上越市の高士小学校に行ってきた。高士小学校は上越市のはずれに

ある農村部の学校で私が卒業した学校だ。小学校6年生の担任をしている樋口

先生が、私のホームページの冒頭の絵を描いている渡部等画伯の知り合いで、

渡部さんに紹介してもらったところ、私の母校の学校に勤務しているということで

いろいろ親しくさせていただき、何と今日の授業に招かれることになってしまった。

※                    ※                    ※

 授業は、母校の先輩に聞くというようなテーマで60分程度だったが、司法試験

のことや日常の事件の話などしてみたり、時間は瞬く間に過ぎていった。8回も

受験してしまったことまで聞かれた。受験時代一日何時間程度勉強したかという

ことまで聞かれたので、「朝御飯を食べて昼まで勉強、昼飯を食って昼から夕方

まで勉強、夕飯を食って友達と議論して夜寝るまで勉強」と言った。私達の時代

だってガリ勉は嫌われていた。今だってそうだ。変人と思われたくないので、自

分からは話すつもりなどさらさらなかった。樋口先生には、そんなこと恥ずかし

くて話したくないです、と言ったけれど、そういうところを子どもは知りたいのだと

説得されて仕方がないから話した。たしかにそうだ、ボクらが話したいことと、小

学生が聞きたいと思っていることは別なのだ。そして、この場は彼らのためにあ

る授業だ。だから大人しく樋口先生のいうことを聞いて仕方なく先生の台本のと

おりに話を進めた。

※                    ※                    ※

 最後に、夢はないかと問われて、「とりあえず合格させてもらったので、死ぬ

まで仕事をするだけだ」と答えた。何と夢がない答えと思ったが、ウソはつけない。

子どもたちへのメッセージはと問われて「進路に迷ったら自分の気持ちに素直に

従え、自分のことは自分が一番よく知っているはず」と答えた。小学校6年にもな

れば漠然とした方向性くらいはあるだろうと思ったが、これも難しい答だったかも

しれない。でも、自分は高校に行ったとき、親には大学になど進学する必要はな

いと言われた。司法試験に落ち続けたとき、早く就職しろとも言われたが、懲り

なかった。いずれのときも親のいうことにしたがっていたら、どこかで後悔していた

と思う。

 コミュニケーションが取れたのかどうかさっぱりわからなかった。最後に8人の

生徒が一人一人握手してくれた。なぜか、私の手は子どもたちと同じ程度の小

ささだった。余り成長していないなあ、いつか思い出してくれればいいさ、そう思

いながら、高士小を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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