2008年2月19日アーカイブ
2月29日に新潟県弁護士会の総会がある。弁護士の間で今ホットに議論
されているのが、裁判員裁判のことだ。髙島章弁護士が中心になって裁判員
裁判実施の延期に関する決議を提出しようとしている。
絶対反対という立場もあれば、法律として可決した以上仕方がないのではな
いかという意見もある。当日の弁護士会総会でどのような結論になるかとても
興味があるが、私は絶対反対だ。理由は、裁判員裁判が、適正な裁判という
理念が後退し、「裁判員のため」の裁判ということになっていることに尽きる。これ
では、被告人は報われない。
裁判員という素人が自分の仕事を犠牲にして裁判に参加する。その日に向け
て余計なことをすべて省き大まかなことだけをやろうというのが、裁判員制度だ。
そんなに裁判員は適正な判断を下すことはできるのか?大まかにするというこ
とは拙速な審理につながらないか?残念ながらこういう疑問がまったく解明され
ていないのである。
