看護大学がおかしい⑩ HANAKOさんからの手紙

 看護大学がおかしい⑨にyamaさんという方からコメントをいただきました。こ

の場をお借りしてyamaさんにお礼申し上げます。

 

 HANAKOさんは、「私は助産学選択に関する希望する学生への説

もこのような現実を鑑み、責任ある立場から苦渋の対応をせざるを得

なかったのだと理解しています。」と大学幹部らの助産学を希望する学生へ

の説明について理解を示している。本当にそのように受け止めてよいのだろう

か。

 

 この助産学の件で、読売新聞3月13日付に「開講できるか 「助産学」」と

いう記事が掲載された。助産学の履修を希望する学生の話のみならず看護大

学の言い分も踏まえて書かれてある極めて公平な観点からの記事である。この

中にこういう下りがある。

「学生によると、助産学の履修説明会で大学側は、実習先の確保が難し

く、「10例以上の分娩を経験するには留年する場合もある」などと言われ

たり、留年するくらいなら卒業後に助産師養成校へ通うことなどを勧められ

たという。

 大学側は「事前に履修の厳しさを学生に知らせるため」としているが、学

生は「学生のためと言いつつ、助産学を受けさせないようにしているのでは

ないかとすら感じた」と話す」(以上の話は、私も繰り返し書いてきたことであり、

私の取材もほとんど正確であったことが裏付けられると思われる。)

 

  HANAKOさんは、主に内部事情から大学幹部が苦渋の決断をしたと説明され

ている。私も内部事情がそう簡単でないことはわかっている。しかし、その内部

事情というものが本当に開講できないという真の理由であれば、少子化や10例

の分娩実習などをあえて持ち出して説明することもないと思われる。

  留年する場合もある、と言うのは何となく脅しめいた言葉にも聞こえるし、他の

助産師学校へ行けばよいというのは、大学の責任を棚上げした無責任な発言に

聞こえると思う。そういう意味で、仮にHANAKOさんの言う通り、大学幹部が「苦

渋の決断」をしたのだとしても、それはまったく学生や第三者には伝わっていない

のではないかと思う。つまり、苦渋の決断をした割には言葉からはそのつらさが

伝わってこない。そのことは、言葉で語りかけ、学ぶことを本旨とする教育機関

にとって致命的な欠陥ではないだろうか、と思うのだが・・・。

 

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たんぽぽ :

馬場先生

いつも興味深く看護大学の記事を拝見しています。

ところで、外部者から見るとよく分からない点があるので、教えて下さい。

「看護大学がおかしい②」で先生が言及しているA教授は、新聞記事や他のサイト等によると、県立看護大学母性看護学(助産学)教授のようです。
県立看護大学で2年間も助産学が開講できない理由には、A教授に対する職務命令が影響しているのでしょうか?言い換えれば、このA教授に対する職務命令が現在も効力を発しているということでしょうか?
・・・根本的に、職務命令(停職等の懲戒処分?)は、これほどまで長く効力をもつべきものなのかが疑問です。長すぎる職務命令はそれだけで人権侵害になりませんか?

また、たしか昨年の夏頃、新潟日報で、A教授に対する「被告の会」の裁判に関する記事があったように思いますが、「被告の会」に関する記述で、「教授の一挙手一投足を監視し・・・」など、まるで民主主義の国にはそぐわない奇怪な言葉が並んでいて、ぎょっとした記憶があります。

以上の「被告の会」、「職務命令」、そして、馬場先生が今回ご指摘なさっている「大学幹部の苦渋の決断」との関連について、先生のご見解を教えて頂ければ幸いです。

yama :

一般人としてコメントしたyamaです。
私の妻が一月半ばから新潟県立中央病院産婦人科病棟に入院しています。
入院して約二ヶ月になりますが、ほぼ毎日通っている感覚で言わせて頂くと
産婦人科病棟の約半数強が婦人病の患者さんでそれ以外の患者さん
は妊婦さんです。分娩経験は一週間に多分一例は経験できるのではと思います。
私のわかる事は、毎日新潟県立中央病院に行っている経験からコメントしてみました。
ただ、一般人には判らない奥深い問題になっているというのは分かりました。

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このページは、馬場秀幸が2008年3月16日 21:27に書いたブログ記事です。

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