2008年3月12日アーカイブ
何とか早朝に書き終えた。いつも、編集部のKさんにはご迷惑をおかけしてい
る。しかし、人間には期日を守る人と少々遅れる人がいて、私は間違いなく後者
の人間だが、何とかつきあってもらっている。本当に感謝である。
今回は一つ目は裁判員制度に反対する弁護士会の決議のことを書いた。こ
の前、PTAの役員の引継会という名の宴会に誘われた時、「弁護士会は国民の
裁判参加を拒むのか」みたいなことを言われた。素人の方々の素朴な疑問だと
思うし、これにはできる限り答えていくしかない。
私は理論など勉強する時間がなく、実践しかないので、実践してきて思いついた
感想を正直に書いた。どういうことかというと、裁判員制度は、裁判員のわずか
3日間程度の審理をもっとも刑事事件の根幹に据えて、そこにすべての主張や
証拠を集約するというものだ。しかし、その制度で適正な刑事裁判を実現するには
弁護士にも武器を与える必要があるが、弁護士に与えられる武器は使い勝手が
悪くなったり、闘う場も限られていたりして、どうみても被告人・弁護人に不利な
制度としか考えられないということだ。そういう意味で時期尚早な制度ではないか
ということを論じた。あともう一回で60回目、5年間書き続けたということになる。
