2008年5月 2日アーカイブ
離婚調停でやっかいなことの一つに面接交渉がある。例えば、女性が子ど
もをつれて別居したとする。男性は、子どもに会わせろと要求し、女性は絶対
に会わせないと応酬して紛争が泥沼化する。
そして、女性の代理人になってしまった弁護士の胸中は正直複雑だ。男親
にだって情というものがある。子どもに会いたいという気持ちは自然の情だ。
他方、女親の気持ちもわからぬわけではない。育児もしなかったくせに今さら
何だというものから、会わせること自体が子どもの成長を妨げる?などなど。
ただ、最近は、できる限り子どもを会わせるように依頼人を説得している。会
わせることで、事件の解決がいい方向に動くこともあるからだ。女性が男性と
子どもとの面会を保障してあげることで、男性も、離婚後の子どもとの接触が
不可能ではないことに安堵し、離婚についての協議に応じてくれることもある
からだ。ただ、依頼者には耳の痛いアドバイスで、当然に余り受けはよくない。
しかし、仕方のないことでもある。
