2008年5月 4日アーカイブ
朝日新聞は全国版でも「貧困」に力を入れている。新潟支局も同様のようで
佐渡で起きた死体遺棄事件を詳細に報道している(5月1日付新潟版)。
71歳の男性が、同居していた87歳になる姉の遺体を自宅裏庭に放置してい
たというが、同じ事件は高田でもおととし起きていた。死亡届を出せば、葬式
をしなければならないし、年金ももらえなくなる。これが死体を放置する動機だ。
私も、法律相談を受けていると、事実上老人が受給する年金が、本人のみな
らず息子や孫の事実上のしかも唯一の収入源であることがままある。もし、
この老人が息途絶えたら、同じ屋根の人たちの生活はどうなるのかと考えこむ
ことがしばしばだ。
生活保護の申請が事実上行政によって困難にさせられているのは、最近知
られてきたことだ。この国では、年金が最低生活保障の代替をしている。二度
あることは三度あるという。記者さんたちも、もっとメスを入れて、貧困な行政の
生活福祉政策を告発してほしい。
