2008年5月 5日アーカイブ

 日本の年間自殺者3万人。最近でも硫化水素による子どもたちの自殺がブ

ームになっている。なぜ、人は子どもは死に急ぐのだろう?自分自身が死ぬ

ことで、悲しむ人が他にいるってことを考えたことがあるのだろうか?

 私の知っているAさんは、長年地道に働いてきたが、鉄工所をリストラされ

とたんに経済苦に陥った。自宅のリフォームローンの残債務240万円が支払

えない。しかし、電話の督促は毎日のようにきて、Aさんの精神をおかしくさせ

ていった。「死のうか?」思い詰めたAさんは、気がついたらナイフを手にして直

江津の海辺を歩いていた。しかし、すぐに死のうとも思ったが死に切れない。

「どこに行こうか」「そうだ、輪島だ、昔、家族で旅行した思い出の場所だ、そこ

に行ってから考えよう」

 そこで、Aさんは、海岸沿いをとぼとぼと歩いて輪島に向かったという。しかし、

いい大人が海岸をとぼとぼ歩いていれば、気味が悪い。案の定、警察に職務

質問を受け、銃刀法違反で逮捕され、それでAさんの命も救われた。

 楽しかった頃の家族旅行の記憶。これを思い出したから、Aさんはかろうじて

死ぬ時期を遅らせて、その結果として救われた。自分が生きてきた証をみんな

ほしがっているのではないかと思う。もっともっと、子どもを愛すればいいのに。

そうすれば、死ぬ気なんて起こさないのでは?と思う。

 

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