2008年5月10日アーカイブ
警察の近くの本屋の郷土図書のコーナーで立ち読みをした。「季刊 直江の
津」という雑誌で上越地域にしか売っていない。その巻頭エッセイ「いのち明滅
する町 高田」というエッセイに熱いものを感じた。
筆者の荒川さんは、地元の人ではないようだ。BSNを経て上越ケーブルビ
ジョンに入社、JCVの人気番組「くびき野みんなのテレビ局」の生みの親と紹
介されている。
※ ※ ※
荒川さんは、学生結婚されていた奥さんと離婚され、荒川さんには4歳の娘
さんが残された。娘さんにどう接してよいのかわからず戸惑う荒川さんを、妙高
の自然や高田の街が救ってくれた。子育てに追われるうちに、たくましい高田
育ちの「たおやかな」女性にも出会い再婚をしたという。その日々を荒川さんは
「家族いっしょに雁木をわたる日々!(うふふ おまんねえ やわやわやりないや)
朝市のかあちゃ、ばあちゃと笑い倒しあう。母にをひかれ背をおされながら、長
女は「泥付き野菜は汚い」という友達を説得するアネサに育ってくれた・・。」と
回想している。
飾りっ気のない人たちとの素朴な交流が目に浮かんでくる。この情景を「いの
ちの明滅する街」という。明滅とは光の点滅すること。一人一人が輝いたり落ち
込んだり、生まれたり死んだり。そういうことを表現されたかったのかなあ。余韻
のある文章で目頭が少し熱くなってしまった。
