2008年12月 7日アーカイブ
加藤周一さんが逝去されました。
私がお姿を初めて拝見したのは、2004年7月24日、憲法9条の会発足記
念講演会でした。ホテルオークラが会場で、市民運動団体が何でこんな豪華
なホテルでするのかと思いましたが、後で主催者から聞けば、どこも会場の
予約が取れなかったということでした。この2週間前には総選挙があり、小泉
自民党が大幅に議席を伸ばし、憲法改正はもう時間の問題と思われた頃で
した。今後どうしたらいいのか、何をよりどころにしたらいいのか、絶望しそう
な気持ちを抑えながら何とか希望を見つけたくて会場に駆けつけました。
加藤さんは、写真では難しそうな性格の方と思っていましたが、実際はとても
気さくな方だなあと思ったことを記憶しています。会場では、加藤さん、井上
ひさしさん、鶴見俊輔さん、小田実さん、大江さんらが熱弁を奮いました。自分
のしおれた気持ちもいつのまにか忘れてしまいました。大学時代の先輩とも
再開し、先輩は市民運動の最前線で活躍している、自分は何とかその後ろを
ついていく、それでもまあいいかと思いながら、東京から帰って来ました。人は
いずれ消えるけれど、平和を祈る気持ちは繋がれていくのではないかと思い
ます。
