2009年1月 2日アーカイブ

 今日は、上越大和の新春企画展「村山陽の軌跡」に行ってきました。

 村山陽先生は、私が高田高校在学中、同校で美術教師をされていました。

私は美術を専攻していませんでしたが、先生はよく校内で発行されるニュー

スなどの挿絵を書かれていましたので、先生の絵はいつも見ていました。

 新潟で弁護士になった頃、新潟の古町の小さな画廊で先生の絵が飾られて

いました。ああ、いいな、買いたいなあ、と思ったのですが、生まれてこれまで

絵など買ったことがなく、足を運びながらも店の方に何と話を切り出していいや

らわからずに絵を見るだけで帰ってくることが何度もありました。3年目頃に

少し余裕も出てきたので、意を決して画廊に行きました。購入した絵の題名は

「エメラルド」。今も、私の事務所に飾っています。

 ※                ※                 ※

 「軌跡」とあるように、先生の若かりし頃の絵から現在までの絵がみられます。

先生のお父さんは、蒲原で蹄鉄屋をされていたそうです。戦後、馬や牛に代

わって農機が普及し、蹄鉄屋もだんだんと必要がなくなります。先生は、家業を

継ぐか継がないか、悩みながら絵の道に進んだそうで、その心の葛藤を描いた

のが「蹄鉄屋曼陀羅」。お父さんへの申し訳なさがほとばしるようにでてくる作

品です。

 また、少女像を描いた絵で抽象的な絵で先生の画風とは違うものもありまし

た。先生がいらっしゃったので、「これは変わってますね」と質問したところ、

先生は、「この時期、抽象画の道に進もうかどうか迷っていたんです。魚野川

のほとりで迷いながら浮かび上がったのがこれなんです」と言われました。

 「期末考査」。学生が、試験に悪戦苦闘する姿がリアルです。私たちは懸命

に問題に答えようとしていたのに、先生はその姿をおもしろく観察したのですね、

と皮肉を付け加えたくなる作品もありました。

 1月6日まで開催されているようです。上越在住の方、是非観に行ってくださ

い。

 

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