2009年9月28日アーカイブ
今日、ある人から「何で馬場さんが〇〇さんの味方をするの?」との訝りの
電話がありました。どうも〇〇さんの評判が芳しくなく、〇〇さんの代理人に
なった私のことを心配してくれたようであります。
弁護士の中には誰それの紹介でないと依頼を受けないとかいう方もいます
が、私はそうしていません。お客さんから相談の依頼があり、相談を聞いて
それなりの理由があるのであれば、受けるようにしています。なぜ、そうかと
言われたら、前の事務所がそうだったから。それから、紹介されたからといって
、変なお客さんではないという保証もないし、変なお客さん、或いは変な事件
だとわかったとしても、その紹介者が責任をとってくれるものでもない。それに
信頼のできる紹介者からの事件だからという変な安心感が事件に対する観方
を誤らせることもあるから。
そんな感じですから、たまたま飛び込んできた事件の依頼者が、たまに自分
の知り合いとうまくいっていない方だったりすることもありますが、余り気にしな
いようにしています。そんなこと気にしてたら田舎では仕事ができません。節操
なく事件を受けるとすれば、変なうわさがでるかもしれませんが、余り気にしま
せん。所詮、弁護士の仕事は依頼者に頼られ、相手方には嫌がられるのです。
全体の半分が味方で、半分は敵です。たまに事件処理を怠っていると、依頼
者からも撃たれてしまいますが・・・。
修習生のとき、私の指導弁護士に「先生は誰の味方ですか?」と聞いたら、
「依頼者の味方に決まってるじゃないか」といわれました。これほど、うまい言
い方はありません。ある人は、弁護士は正義の味方ではないかといいます。
弁護士法1条にも弁護士は社会正義を実現することを使命とする、とあります。
しかし、この正義というのは、とりあえず「困っている人の肩をもってあげること」
という意味に私は受け取ってます。正義を代弁するのが弁護士なんて考えると、
犯罪者の弁護も、借金帳消しの仕事も不正義そのもので到底認められないはず
だと思うからです。
