2009年10月 4日アーカイブ
自殺者は過去最悪を更新しようとしている。今日来たお客さんもあと一歩で命
を絶つところだったという。7年前に借金で悩んでいたところ、それを親が知った
と思い(これは実は誤解だった)、家出をし、今まで親に何の連絡もしなかった。
その間、何とかかつかつの暮らしをしていたが、ここに来て失業。死のうと思った
が、最後に親の声を聞きたくなって親に電話をしたという。尋常ではないことを
悟った親が親戚に相談、弁護士に相談すればいいではないかということになっ
たとのことだ。
ずいぶん前の依頼者のことだが、既に父母はいなく、妹しかいなかった。借金
苦で困り果てていたが、妹にも迷惑をかけるわけにはいかない。最後に死のうと
思って包丁を携えた。ところがすぐには死ねず、子どもの頃の楽しかった能登へ
の家族旅行のことを思い出し、自転車をこいで能登に行こうとした。力尽きて親
不知に近づいた頃、警察に尋問され、銃刀法違反で逮捕、それで命を捨てずに
済んだtという話もあった。
自殺した数だけが伝えられているけれど、その数のおそらく数十倍もの人たち
が悩みを抱えて死のうか生きようか迷いながら、シグナルを送っている。そのシ
グナルに気づかなければと思う。
