2009年10月26日アーカイブ
いつもこの時期に、箱詰めの「とよさか梨」をいただきます。送ってくださるのは、昔のお客さんで私がまだ新潟にいた頃、
それも、弁護士になって2年目頃に事件の依頼を受けた方です。日栄からの借入れで脅迫的な取立てを受けて困っておら
れた方でした。
早速、お礼の電話を入れました。「私も、ようやく「梨」を送れるくらいの余裕ができるようになりました」「弁護士さんのお蔭
で本当に助かりました」などと少し過分な評価もいただきながらのお話をいただきました。本当に実直な方で、私が忘れた
頃に事務所にお金を振り込んでくれます。「もう、いいですから」と言っても「あの時は十分な支払いができなかったものです
から」と言ってくださるのです。こういうまじめな方をとことん追い詰めたのが商工ローンでした。
最近のサラ金業務は楽になりました。受任通知を出せば取引履歴を無条件に送付してくれます。利息制限法に基づいた
和解案を提示しても基本的には文句を言いません。しかし、その頃はまず、日栄の回ってくる手形を止めなければなりませ
ん。そうしないと業者さんが倒産してしまうので。お客さんが追い込まれていた状況も、大変厳しかったわけです。「なし」を
いただきながら、初心を忘れないようにと思いました。
