離婚事件 損得だけで割り切る必要はないと思う

 ある女性から相談を受けた。夫から家庭内暴力を受けて、市内の実家に戻ってきた。離婚調停をして慰謝料の支払いを

要求した。しかし、夫は責任がないというし、支払う意思も能力もないという。調停委員も、調停を不調にして裁判をしても慰

謝料の支払いの見込みがないのだから調停をまとめた方がいいという。

 しかし、離婚事件の場合、経済的損得のみで判断する必要はないし、そうすべきではない。この女性のように結婚生活で

夫からやられっぱなしで調停でも夫の主張に押されて和解するというのでは、後日必ず後悔が残るのではないかと思う。特

に自分の要求と相手方の回答とが五十歩百歩で、しかも今後親や公的な援助がある程度期待できる場合には、離婚の原

因について訴訟提起をしてシロクロつけていままでの憂さ晴らしをするのもいいことだと私は思う。つまり、離婚事件は今ま

での生活の清算と今後の生活の再生につながるもので、気持ちをしっかり清算することも重要と思うからである。

 

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このページは、馬場秀幸が2009年11月21日 11:59に書いたブログ記事です。

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