2010年2月20日アーカイブ
裁判員裁判は平成21年末現在で1154件が起訴されている。新潟でも今までに13件が起訴され、いよいよ第1号事件
が3月16日から新潟地裁で審理が開始されることになった。
弁護人側の課題は実に多い。最大の課題は裁判員裁判を引き受ける弁護士が不足していることだ。たとえば、長岡地域
で裁判員裁判対象事件の弁護人をしてもいいという弁護士は、3人しかいない(ちなみに上越は6人が承諾している)。とこ
ろが、長岡では既に3件の事件が起訴されており、既に承諾した3名が起用されており、次に事件が起こったら誰がその裁
判員事件を担当するのかという切実な問題が生じている。そのため、新潟地域から弁護人を選任するという考え(これは、
被疑者への接見が頻繁にできない不都合が生ずる)や法テラスのスタッフ弁護士に担ってもらおうか、という考えまででてく
る状況である。この課題は、上越にも等しくあてはまる。
どうして、こんな弁護人のなり手がいなくなってしまうような制度を弁護士会として賛成してしまったのか。かくいう自分は、
この制度の導入をめぐる議論があった当時はまったく無関心であった。無知、無関心のツケは余りにも重過ぎる。
