2010年4月13日アーカイブ
私が司法試験を受験していた頃のこと。音楽座ミュージカルが好きでよく観にいった。その看板女優の土居裕子の声を聴
くことで元気がわいてきた。その後、音楽座は解散。土居さんは、井上ひさしさんの芝居に出演するようになった。
弁護士になって、ある日東京の紀伊国屋書店に立ち寄ったところ、そこの演劇ホールで「國語元年」が上演されていて土
居さんも出演していた。それで、当日券を買って初めてこまつ座のお芝居を観た。土居さんは、井上ひさしさんの芝居で歌を
歌っていた。安心した。
2003年には上越市民劇場がこまつ座を招いて上越総合文化会館で「紙屋町さくらホテル」が上演された。土居さんは
神宮淳子役だった。これもいいお芝居で感動した。
振り返れば、井上ひさしさんの作品に育てられてきたような感じだ。もう、40年も前の「ひょっこりひょうたん島」のストーリ
ーは忘れたが、主題歌は頭にこびりついている。「11ぴきのネコ」は絵本は馬場のぼるの作品だが、これを井上さんは芝居
にして世に送り出した。私の友達がとある市民劇団に所属していたこの作品に出演していた。これもいい芝居だった。「父と
暮らせば」は芝居ではなく映画を観た。上越映画人9条の会が高田中劇で鑑賞会をしてくれた
からだ。父親がなくなって一人生き残った娘が、若者と恋をする。自分だけが幸せになっていいのかどうか迷う娘。宮沢えり
が好演していた。これも涙涙の映画だった。どれもこれも思い出に残る作品ばかりだ。
土居さんは、ブログで「先生の作品があって、俳優が演じ続けるかぎり、先生は永遠に行き続けるのだと心からそう思っ
た」と綴っています(土居裕子 do-it! 4月13日付)。私もそう思います。
