井上ひさしさんは終わらない

 井上さんが日本ペンクラブの会長を務めた頃の話。「月に一度の執行部会の席には必ず鯵の押寿司の折り箱を、山のよ

うに抱えてきて下さった。会議の午後の一番に開かれるので、中には食事を済ませていない人もいるのではないかという思

いやりである。・・・他人の腹具合をいつも気にかけている人を、私はかつて知らなかった」( 「仁者の死」 浅田次郎 5月

1日付 朝日新聞)。

 あたたかさがふだんの生活にもにじみでているような人だったのかと思う。たしかに、他人の腹具合なんて気にかけてい

る余裕なんて私たちにはないのに。同じ日の朝日新聞文化欄には、渡辺美佐子が井上さん作の一人芝居「化粧二幕」を

公演するという記事もあった。あちこちで井上さんの芝居の上演が相次いでいるという。

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このページは、馬場秀幸が2010年5月 2日 07:14に書いたブログ記事です。

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