2010年6月 2日アーカイブ

 鳩山が退陣に追い込まれたのは、沖縄の基地負担の軽減という民意を汲もうとしなかったからだ。だから、次の首相が誰

であれ、民主党が沖縄問題への考えをあらためない限りは、短期的に支持率が上がることがあってもすぐに下がるだろう。

 だからといって、民意が今の自民党に流れることも余り考えられない。民意は、安倍首相を引き摺り下ろした2年前の参

議院選挙で劇的に変わった。このときの選挙は、社会的不平等を是正してほしいという民意が自民党政権を見限ったという

ものだった。この民意の流れに沿わない限りは、どの政党、どの内閣も長期的な支持を獲得することはできないだろう。「み

んなの党」も「新党改革」も、新しいモノ好きの日本人には好意的に迎えられるだろうが、自民党とどこが違うのかまったくわ

からない。そう長くは続かないだろう。

 それから、沖縄の問題は決して地域限定の問題ではない。気持ちを踏みにじられたという思いは、決して楽な生活を送っ

ているわけではない沖縄以外の人々の「共感」を得つつあるからである。これは、各種の世論調査からも明らかだる。大政

党がアメリカや財界に配慮する状況が継続する限り、日本の政治は民意から離れて漂流を続けるのではないかと思う。

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