上越9条の会2月例会「共謀罪」ってなんだ?

 少し前のことですが、2月26日に市民プラザで「共謀罪」の学習会をしました。以下のようなことを話しました。

 「最近の世論調査の結果をみると、共謀罪の制定に肯定的な意見が多い。2月14日のNHKの調査、「テロ等準備罪」につき必要が46%、必要でない14%、2月20日の日本テレビの世論調査、「テロ等準備罪」に賛成が33.9%、反対が37%。2月20日の朝日新聞は賛成が44%、反対が25%。

 賛成が多いのが驚きかもしれないが、その多くは名前に惑わされその本質を知らないだけだと思う。みんな「テロ対策」という目的に惑わされてテロ対策だからいいとか仕方がないとか思考が停止してしまっているのだ。テロ対策だからいいと考えるのか、治安維持法のような弾圧立法だからダメなのか。国家の権力行使を性善説と考えるか性悪説と考えるかの違いが議論の分かれ目なのだろう。

 ただし、テロ対策の法律だから大丈夫というのは、危険な考え方なのだ。刑罰は、人の生命・自由・財産の自由をはく奪する過酷な制裁である。しかも、国家はもともとこの刑罰権を濫用してきた歴史がある。そのため、刑罰権の行使も刑法も謙抑的に解釈されなければならない。つまり、犯罪を新たに定める場合、常に必要最小限度のやむをえないものであるかどうかが問われなければならないということになる。今回の「テロ等準備罪」という共謀罪も同じことだ。本当にやむを得ないものといえるのかどうか。これが厳しく問われなければならないのだ。」 

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 上越9条の会2月例会「共謀罪」ってなんだ?

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.baba-law.jp/cmt/mt-tb.cgi/1093

コメントする

このブログ記事について

このページは、馬場秀幸が2017年3月 6日 22:03に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「オスプレイはアメリカに帰れ!」です。

次のブログ記事は「 証人喚問 争点が矮小化されないことを望む」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.0