森友学園問題はまだ未解決その5

 前川前文科省事務次官の記者会見を聞きながら以下のことを考えた。

 国家戦略特区は、岩盤規制をドリルで砕いて風穴を開けるんだという。威勢のいいスローガンだが、所詮は既存の法律の例外を創り出すということだ。「岩盤」は既存の法律であり、「国家戦略特区」はドリルということなのだ。

 もちろん、経済再生という国民の福利の目的であれば例外が認められることもありえる。しかし、平等原則からの例外である以上、特別扱いについてはそれなりの必要性と正当性があってしかるべきだろう。

 ところが、前川氏の話しを聞けば、全国の獣医師は過剰気味であり、新学部を設立する必要性に欠けていた。手続的な正当性も疑問のあるところで、京都産業大学が名乗りを上げていたのに、事実上「加計学園」だけが選ばれるようにルールを作り変えていた。

 必要性も正当性も何もない。国家戦略特区は、安倍様政治の道具でしかなかったということになる。

 前川が出合い系バーに行ったという事実があるからといってどうでもいいことではないだろうか。前川氏に対する人格的な非難はやめて、安倍晋三政府は問題の本質に向き合って正々堂々と回答してほしい。

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このページは、馬場秀幸が2017年5月27日 21:24に書いたブログ記事です。

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