雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

カテゴリー: 書籍の記事一覧

ヤマザキマリ『仕事にしばられない生き方』(小学館新書)

2019.12.24

 これは2018年10月発行されたもの。  最近ヤマザキさんが実母のことを書いた『ヴィオラ母さん』(文藝春秋社)についての書評を読んで、それを探していたところ、『仕事にしばられない生き方』も見つけてこちらから先に読ませて …

ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』(新潮社)

2019.12.22

 どの本屋に行っても平積みにされて売られている。ベストセラーなのが信じられない。けどうれしい。  ブレイデイみかこはロンドン在住の保育士でライターでコラムニスト。イギリスの現代子育て事情を日本人の視点から描いたもの。イギ …

宮口幸治 『ケーキの切れない非行少年たち』(新潮新書)

2019.12.21

センセーショナルなタイトルで気になり読みました。きわめてまっとうなことが書かれています。 本を要約すると次のような内容になります。 「発達障害や知的障害を持った子どもたちには認知機能に弱みがある。こういう場合には、思考の …

鴻上尚史『不死身の特攻兵』(講談社現代新書)

2019.12.14

 先日、鴻上尚史の本を紹介しましたが、『不死身の特攻兵』も同調圧力に抗する術を探そうとした作品の一つです。  佐々木友次。陸軍の第1回の特攻隊パイロット。太平洋戦争末期、陸軍の命令で特攻隊として9回の出撃命令、いずれも体 …

鴻上尚史 『「空気」を呼んでも従わない』(岩波ジュニア新書)

2019.12.12

 今年は、空気を読まないで突き進む「サクラ」と「さくら」、二人の女性に励まされた1年でした。  打越さくら。参議院議員選挙の2カ月前にやっと野党統一候補になる。「県外者」「よそ者」「落下傘候補」。散々な言われ方をされても …

高橋ユキ 『つけびの村』

2019.12.09

 本の感想ってのは読んでから書くんでしょうが、最近は書くことがないので読んでいる最中から紹介させていただきます。  高橋ユキ『つけびの村』(晶文社)  これは、2013年夏に山口県周南市の人口僅か12人の集落で起きた5人 …

明石順平『データが語る日本財政の未来』

2019.12.02

 今日は新幹線の車内でこの本を読みました。  作者は1084年生まれの弁護士さんです。前著は『アベノミクスによろしく』(集英社インターナショナル新書)、アベノミクスの問題点をわかりやすく指摘した本でベストセラーになりまし …

韓国文学「82年生まれ、キム・ジョン」(チョ・ナムジュ著、筑摩書房)を読む。

2019.10.12

 今日は午前中、市民プラザで弁護士会の法律相談。時間が経過するにつれ雨が強く降ってきた。終わって自宅に戻る。何もできない。台風が過ぎるのをじっと待つ。  前に購入していた「82年生まれ、キム・ジョン」を読んだ。韓国を生き …

亀石倫子 新田匡央「刑事弁護人」を読む 。 その2

2019.08.22

 さて。亀石弁護士が接見室で被疑者との信頼関係に気配りを示しても、たいていの被疑者は一瞬、失望の色を浮かべる、という。  「あ、女か」「たよりなさそうだな」「若いから、たいして事件(の弁護)をやっていないだろう」(同書2 …

亀石倫子 新田匡央「刑事弁護人」を読む。

2019.08.21

 亀石弁護士はGPS捜査の違法性を最高裁に認めさせた刑事事件の主任弁護人。今年の参議院議員選挙では大阪選挙区で立憲民主党の候補として闘った人でもある。  この本は若手弁護士たちが裁判所や検察という国家権力に論戦を挑みみご …