ココラ38回目 自動車保険
車両購入の際、保険への加入を勧められています。自動車保険の内容、種類について教えてください。
交通事故を起こすと加害者は多額の損害の支払いをすることになります。そのまさかの時のためにあらかじめ加入するのが自動車保険です。
自動車保険には、自賠責保険と任意保険とがあります。前者は車両の所有者が加入を義務付けられる保険で賠償額の上限が決められています。
しかし、事故によっては自賠責保険では損害額のすべてを支払いきれない場合があります。そこで勧められるのが損害額無制限の任意保険です。この保険に加入していれば、損害額が多額になっても、すべて保険会社から損害金の支払いがされることとなります。これは、被害者にとっても回収不能の心配がなくなりとても助かります。事故はいつ何が原因で発生するか予測がつきません。自賠責保険のみではなく任意保険に加入しておくことが必要です。
また、任意保険の場合、保険会社が加害者の代理人として被害者と交渉する旨の特約がついています。これを示談代行といいます。
保険会社は専門家として交渉をしてくれますし、事件によっては被害者と加害者とが直接向き合うことが相当でない場合もあります。こういう場合に示談代行の制度は助かります。こういう観点からも、任意保険に加入するべきでしょう。