養育費の決め方 

2019.04.30

 養育費はどのように決めればいいでしょうか?

 養育費とは未成年者の生活費のことで、離婚して一方の親が親権者として子を育てる場合、他方が養育費の支払いをしなければなりません。
 養育費の具体的な金額は、夫婦の話合いで決めることができますし、話合いができないのであれば、家庭裁判所の調停の協議で決めることもできます。
 養育費の具体的な金額はどの程度になるのかよく聞かれます。裁判所ではあらかじめ夫婦双方の収入をもとにした算定式が作成されていますので、それを基準に考えればよいでしょう。
 例えば、妻が小さい子を引き取って夫と離婚する場合、妻の年収が100万円で夫の年収が300万円であるとすると、養育費は2~4万円程度が妥当とされています。また、養育費の支払の終期は、子が成人に達するときと考えられていますが、具体的な事情に応じて大学卒業時或は高校卒業時などと決めることは可能です。