「桜を見る会」参加者の狼狽ぶりを哀れに思う。
首相主催の「桜を見る会」の予算規模が安倍政権になって膨らんでいったことは、赤旗などを読んでいる人であれば誰もが知っていた。共産党の田村智子さんが国会で質問しても、別に目新しいことではなかったのだ。しかし、その質問に対する安倍首相の狼狽ぶり、田村智子の奮戦を立憲民主、国民民主などがまとまって評価してSNSで拡散していった。これでマスコミの潮目が変わり、マスコミもその問題点を積極的に報道するようになった。本気で共闘すればなんだってできるじゃないか。
問題の本質は税金の私物化、税金による選挙民の買収である。私費で買収すれば公選法で罪に問われるのに、公費で公然と選挙民を呼んでも罪にはならない。おかしいけれど、政治の力で解決するしかないだろう。
それにしても政治家がこぞって「桜を見る会」に参加していたことを誇らしげにツイートしていたのが、次々と消しにかかっている。菅官房長官は、さっそく、「桜を見る会」の招待客の選考基準の見直しに言及したという。他方で、三原じゅん子は、自分の母親と叔母が参加したことに、テレビ朝日のモーニングショーの玉川や青木理が「どういう功労があるんだろう」とコメントしたことに逆ギレし、二人の母親を侮辱したとツイッターで騒ぎ立てている。二階幹事長は、「誰でも議員は選挙区の皆さんに機会あるごとに何かできるだけのことを呼び掛けてご参加頂くことに配慮するのは当然ではないかと思う」とコメント。安倍政権にからむ人々は各人好き勝手なことを言って統一が全く取れていない。ただし、総じて狼狽していることは明らかで、観ていて何とも哀れである。
ツイート消さなくてもいいのになあと思うんだが。