依頼者への説明について 急がば回れ
ボクらの仕事の多くは「代理」業務である。依頼者の仕事を依頼者に代わって代行して、その仕事の結果は依頼者が受け取ることになる。
だから、依頼者への仕事の説明は不可欠である。私たちは依頼者から求められれば、求められなくても随時説明をする義務がある。
他の人はどうか知らないが、その説明が時としてうまくいかないことがある。忙しくて説明する時間がない、あるいは説明してもなかなか依頼者が理解をしてくれない。依頼者が必要以上に説明を求めてきてうんざりしてしまう。説明自体がつたなくて依頼者をいらつかせる。いろいろあるはずだ。
ただし、経験的に言うと、限度もあるが、依頼者の求めがあるなら満足してもらえるまで説明をすること。依頼者の質問に対しては論点をそらさずストレートな回答を心がけること。たしかに時間がかかるのだが、適当にあしらったりわかっていながら怠っていると、依頼者の不信感が段々と増大し後になって不満足な結論に終わったときはその後始末の説明に膨大な時間、あるいは信頼の喪失という無形のダメージを被ることになる。急がば回れということだろうか。