岡田武司 求めるものは「自立」
岡田武司元日本代表監督。朝日新聞のインタビューに答えて(朝日新聞2019年11月22日付「自ら決めて行動を スポーツも社会もおかしなこと多い」)
(マラソンコースの変更に関して)
「東京都や大会組織委員会は、自分たちの意思をはっきりというべきだったと思うけどね。アスリートも主体的に自分の意見をほとんど言わなかった。それこそ自立していないというか」
(Q:なぜ日本人は自立できないと思いますか。)
「・・・自分たちで勝ち取った民主主義とか、自由とかという発想がないから、命令された仕事をこなすようになる。仕事なんて自ら探すべきだ。今の日本で、自分たちで何かをやっているという実感を持てる人って少ないんじゃないかなあ」
(Q:なぜ、そこまで自立を求めるのですか。)
「まずは本当に世界で勝つために必要だと思うから。それと共にこの国にはリーダーではなく、自分で決めて自ら行動するような自立した国民が必要なんだ。ところが同調圧力なのか、何かに従っているほうが安泰で、とがったことはしないほうがいいという雰囲気になっている」
求めるものは「自立」!