遊川和彦 「同期のサクラ」がおもしろい
「同期のサクラ」がおもしろいと評判です。私は、まだビデオに録画していた1~3話までを観ただけなのですが(テレビでは終わりに近づいているようです)。
脚本家は遊川和彦。「女王の教室」「家政婦のミタ」、最近では「ハケン占い師アタル」の脚本をされた方です。
サクラは、空気を読みません。そのために会社の同僚・上司と合わずいろいろとトラブルを起こしてしまうのですが、「私には夢があります」という熱い真摯な思いを伝えて周りを変えていく物語。一時期「KY」(空気が読めない)人を蔑むような風潮がありました。遊川はこのドラマで「KY」はもう時代遅れなんだ、おかしいんだ、今は「空気読まずに」前へ進む時代なんだということを言っているのかなあと思いました。
空気を読まないサクラを、今の時代が好意的に受け止めているということも世の中変わったなと思うのですが、そういう世の中の雰囲気を敏感に感じ取って、空気を読まない、田舎者の「サクラ」をトレンデイドラマの主人公に押し出してしまう脚本家の感性もスゴイなあと思うのです。