1月14日 透析患者をスノーダンプに乗せて運ぶ
母親のことを11日に書いたが、同じことが新潟日報に書かれていた。市内にある渡辺内科医院は1日30人を超す透析患者を受け入れている。患者は1週間に3回の透析のため来院する必要がある。ところが、来院することが困難になった。同病院の関事務長は「70代、80代のお年寄りが多い。生活道路は除雪が進まず、患者を自宅から送迎者までスノーダンプに乗せて運ぶなど、必死に対応している」と言う(新潟日報1月14日付)。
同紙は、他の欄では、除雪作業の支援を自衛隊に頼んだはいいがその撤収が早すぎるのではないかという苦情が上越市に多数寄せられているということも紹介している。
記録的な大雪であったとはいえ、復旧には以前に比べてかなり手間取っているという印象を受ける。どうしてか。我が家では新聞の配達がほぼ1週間にわたってなされていない。問い合わせても電話中である。やむなくファックスを送って苦情を伝え、こちらから新聞配達所に取りに行った。これはどうしてなのだろうか?えちごトキめき鉄道もこの数日間全面運休になっている。雪の降らなかった日が3日ほど続いているのにそれでも運休は、今までに比べれば復旧の速度が遅すぎる。これはなぜだろうか?
自然災害が私たちの予測を超えるようなものになってきている。これに対して、住民は人口減少、高齢化、それに伴う人で不足にによって災害に対応するマンパワーが決定的に不足してきている。と私は思う。
まだ、1月の前半である。1月後半や2月には2度目3度目の寒波がやってくるのは間違いない。現状を分析し、今回の教訓を次に生かす、持てる力で最大限の生活防衛をするということが求められている。