雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

1月23日 年齢の離れたお客さん

2022.01.23

 たまに歳の離れたお客さんが依頼人になることがある。最近でいうと、21歳、28歳いずれも女性である。
 彼女たちを取り巻く環境がまったくわからない。好きな俳優、趣味、価値観、すべてがまったくわからない。依頼を受けても仕事をまっとうできるか自信がない。
 それで、こんな老人になってしまったおっさんに弁護されるのもどうかなあと思って聞いてみた。
「こんなオッサんでいいんですか?」
 幸い、どちらも全然大丈夫ですと言ってくれた。たしかに事件を誠実に処理すれば問題ないのだろうが、仮にそうだとしても、オッサんは依頼者に他の弁護士以上に気を遣う。せっかく弁護士事務所に来てくれたんだから、冗談の一つや二つ言って笑って帰ってもらいたい。そんなキャッチボールトークができるかどうかが限りなく不安なのである。

 

 

馬場秀幸  カテゴリー:仕事