11月12日 毒親との別れ方
子どもを支配したり傷つけたりして悪影響を与える親のことを最近の言葉で「毒親」といいます。
毒親の存在やそこからの離れ方が結構最近の話題になっているようです。
ただ、どの親だって多少の毒は持っているもので、昔は「親離れ」という言い方で親に対する評価は別として、いつかは子の側で親と距離をとる、或いはとるべきだ、とるだろう、という話だったように思います。最近の毒親ブームは、距離をとりたくてもとれない毒親が増えてきたのかもしれないし、また、親離れの仕方がわからない子も増えてきたことが背景にあるかもしれません。
私の場合は、家を継げとか地元に戻ってこいとか言われるのが本当にイヤでした。とにかく親から物理的に離れる、親の要求には無下に否定せず、やりたいことがあるからもう数年待ってくれみたいなことを言って逃れる、みたいな感じでした。結局地元には戻ってきましたが、それは納得して帰って来たので後悔はしていません。親であっても子との距離は絶対必要だと思います。といいながら、自分も自分の子どもたちに毒を吐いています。なんか情けない。
意外に、親との関係に悩んでいる人は多い。自分のことが親に理解されずに切なさを感じている人は多い。私は、それだからといって今の大切な時間を犠牲にする必要はない。今は自分の道を進んでいこう、親は今わからなくても将来理解してくれる「かもしれない」と思えば気分は楽になるはずです。