雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

11月30日 高田世界館で「初恋 お父さん、チビがいなくなりました」を観る

2020.11.30

 長年連れ添った夫婦の物語でした。妻は賠償千恵子、夫は藤竜也。ある日妻が大切にしていたネコがいなくなり、それをきっかけに夫婦をめぐっていろいろな事件が起きて、一時は妻が夫に離婚を言い出すのですが、何とか最後はハッピーで終わるというものでした。
 感動ものなんですが、私にとっては正直「怖~い」映画でした(苦笑)。だって、夫は、日中暇なときは将棋会館行って将棋さして、でも奥さんから弁当作ってもらっているんですよ。
 そして、夫は、奥さんには始終ムスッとしているクセにその一方では昔親しかった女性とは奥さんに黙って喫茶店で会ったりして(不倫ではないようですが)。そして、奥さんにとって大切なネコがいなくなったら、「死んだものと思ってあきらめろ」なんてさ。それまで離婚を言われなかったのが不思議なほどで。
 奥さんは、娘に「お父さんがいると一人って感じるの」「結婚してても一人ぼっちなんだよね」なんて絶望的なことを言うんです。それで奥さんは、夫に別れてほしいと言いました。
 そうしたら、夫は手の平を返したかのように、いきなり「結婚する前からおまえのことが好きだった」ですよ。ちょっと調子が良すぎますよね。
 でも、もしかしたらこういう男性が多いんじゃないでしょうか。私も笑えませんでした。どこかで藤竜也と「どうしようもなさ」というか最低さを競っている自分がいる。だから、私は泣けませんでした。世の中年以上の男性に警鐘を鳴らしてくれた名画だと思います。

 こんな映画の観方もあっていいんではないかと思います。
 これは、上越映画観賞会の第210回例会の上映会でした。スタッフの皆さま、いい映画をありがとう!

馬場秀幸  カテゴリー:書籍