12月21日 どうしても 譲れないものがある 統計偽装
与党支持者は、野党や野党支持者が「なんでも反対ばかりしている」と非難する。
しかし、どうしても譲れないものがある。
もっと、国民は統計偽装に怒れ!
統計というのは、いろいろな社会事象を数字で集計したものであり、国や政治家が政策を立案する上での基礎資料になる。
ボクらも裁判所に証拠に基づいて主張をする。統計資料は、ボクらの仕事でいえば証拠と同じである。
証拠を改ざんすると、証拠隠滅罪や文書偽造罪などに問われる。倫理的に考えると、それをしては弁護士失格ということになる。重大な違法行為である。
ところが、国の統計偽装は、余りそういう意識がない。ややもすると「そういこともありうるでしょう」「批判ばかりするのは大人げない」みたいな雰囲気すら漂っている。これは恐ろしいことである。統計資料を政策の際に重視するのは、それが国民生活を反映しているからである。それが偽装されたとしたら、偽装された統計資料は偽装した人の意向を反映した、本来の国民のための政治とは縁遠いものになってしまう。統計資料は民主主義政治の土台という意識を忘れないでほしい。