雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

2月19日 今週のことば 「一生誰ともキスしないで死ねってこと?」

2021.02.19

「一生誰ともキスしないで死ねってこと?」
 NHK金曜ドラマ「ドリームチーム」。あらすじは、高校バスケ部の熱血監督(伊武雅刀)は自宅を寮にして学生を生活させてバスケに取り組んでいた。その監督も数年前に他界して寮には誰もいなくなった。監督の妻(余喜美子)がOGに呼びかけて監督のお別れ会を開く。それをきっかけに年代の違う歴代のキャプテンがそれぞれの事情を抱えながら寮を訪れ寮生活を再開するという話。
 今週のことばは、「ドリームチーム」の第5回目。監督の妻に実は現在進行形の恋人がいてみんな驚いてしまったときに監督の妻が発した言葉(ところで、恋人役は国広富之。顕在だったんですね。昔はたしか、山口百恵の「赤い」シリーズで百恵ちゃんの恋人役までやったことありました。懐かしいです)。
 監督の妻に現在進行中の彼死がいることを知って女性たちが驚いているところに、監督の妻は「人はね、60過ぎたからと言って急に年寄りにはならないの」「60になっても一緒 自分が年よりなんて信じられない。人を好きにもなる」「一生誰ともキスしないで死ねってこと?」と言う。
 この言葉に三人の中で一番若い27歳の三代澤茜(桜庭ななみ)が「へえ~先長いなあ。そんなずうっと女なんだ~」と茶々を入れる。ところが、妻は「あなたたち、若いのにオンナさぼってる、怠慢!」と切り返す。余喜美子がいうもんだから何ともドスが効いた形になって効果抜群。見事なやりとりと思いました。
 自分が若かったらこんなやりとりは何の気にも留めなかったんでしょうけれどね。ズキズキと胸に響きました。
 来週の第6回目も楽しみです。
 

馬場秀幸  カテゴリー:その他