雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

2月7日 高田世界館で「泣く子はいねぇが」を観る

2021.02.07

 雪も少し落ち着いたので高田世界館で映画を観た。世界館では「スパイの妻」「82年生まれ・キムジョン」も上映中。どれを観ようかと迷ったが、是枝裕和監督も推している(この映画では企画で参加)とのことだったので「泣く子はいねぇが」を観ることとした。
 映画のチラシによれば、これは「親になることからも、大人になることからも逃げ出した主人公が、過去の過ちと向き合いながら、手放してしまった家族と故郷を取り戻そうと奮闘する」物語。
 主人公は、若くして娘が生まれたが、定職もなく頼りない青年。秋田の地元で恒例のなまはげの行事に参加する。妻からは飲まないでねとクギを刺されたのに、仲間の誘いに断れず酒を飲んで深酔いしストレスを発散する余り全裸のまま路上を走り出し、それがテレビで全国中継されてしまった。地元にいられなくなり妻とは別れて東京に逃げた。しかし、2年後、妻の父親の死を知ってもう一度やり直そうと思って秋田に戻るも、周囲の視線は冷たく再起することが困難な日々がつづく、といったストーリー。
 主人公みたいな青年、どこにでもいるんじゃないですかね。ウチの事務所にも時々こんな青年が相談に来ます。情けないなあ、頑張れよ、なんて感情移入してしまいました。
 物語もハッピーエンドに終わらないところが、現実的でよかったです。嫌われた以上修復は厳しいという現実がありながらもほのかな希望を与えてくれるところがいいなあと思いました。ラストのシーンは子を思う親の気持ちだけど一線は超えてはいけないという決意が伝わってきて感動的でした。
 高田世界館、いい映画上映していまう。是非観に行ってください。

馬場秀幸  カテゴリー:書籍