3月1日 十日町駅前でそばを食う。
簡裁での仕事は終わったが、終わった頃に直江津行の列車も行ってしまった。次の列車は一時間後だ。ちょうど時刻も11時を過ぎていた。十日町は日本そばが名物だ。駅前でそばでも食べようか?
簡裁のある通りから線路下の地下道に入り、十日町の駅前に出る駅を背にした右側の通りに蕎麦屋があった。
中に入ってミニかき揚げ丼とそばのセットを注文した。カウンター越しの厨房で店主のおじいちゃんが自ら天ぷらを揚げていた。なかなかいい感じの店だった。
出されたかき揚げ丼。ボクはかき揚げ丼には唐辛子をかけて食べる。ところが、このとき大失敗をした。唐辛子のビンを勢いよく振ったら、フタがとれてそのまま詰まっていた唐辛子がほとんど全部天ぷらの上にのっかってしまった。恥ずかしくて変更をいうこともいえないし(店の責任ではないし)、仮に出してもらっても、作っているうちに次の列車が行ってしまう。かき揚げの衣はまっかっかになっていた。真っ赤な衣を剥がしては食べ、剥がしては食べた。天ぷらを食べた気分にもなれない。剥がしてもまだ唐辛子が中身にまだらについている。仕方なく食べた。その内に胃がキリキリする。汗が絶えず流れる。店のおばあちゃんが、おかしそうに「水いりますか」と言ってきた。3月にもう一度行く機会がある。今度はゆっくり天ぷらとそばを味わいたい。