3月13日 義理チョコのお返しはCielの「カヌレ」
「カヌレというお菓子をご存じでしょうか?
カヌレとは、フランスに古くから伝わる洋菓子で、正式には、カヌレ・ド・ボルドーといいます。ワインで有名なボルドー地方の、ボルドー女子修道院で作られていたお菓子です。かつてボルドーではワインの澱を取り除くために卵白を使っていたそうです。それによって、大量の卵黄が余っておりました。それを無駄にせず使いきろうということで考えられたのが、カヌレであると言われています。」(小川糸『ライオンのおやつ』102頁)。
私は、カヌレという洋菓子は、昨年NHKプレミアムドラマの『ライオンのおやつ』を見るまで知らなかった。上品なお菓子だなあと思ったが、こんな田舎で作る人もいないから、自分には縁がないお菓子と思っていた。
ところが、昨年、高田の街にカヌレを作っている「Ciel」という店が開店した。なんと、店の経営者は私の友人の知り合いだった。開店と同時にカヌレを買って食べた。カリカリしていて甘くておいしい。ファンになってしまった。経営者の方に聞くと、作るのがとても難しい、毎日油まみれでカヌレを焼いていると言っていた。『ライオンのおやつ』の本にも「外側をカリっと焼き上げるのが、大変でしてね。」とあった。
ということで、義理チョコのお返しは、今年は「Ciel」のカヌレに決めた。雪もとけて春になった。みんなカヌレを買いに高田に来てほしいんだけど。