3月14日 昔は「テイクアウト」と言わずに「折詰」と呼んでいた。
父は宴会で遅く帰ってくるときは、よくその店屋の折詰を持って帰ってきた。
地元の「富寿司」の折は緑色の紙にくるまれていた。
夜起きていて、父が緑色の折詰をもってくる。折詰のひもをほどいて、のり巻やいなりずしを夜食にして食べた。
父はどんな思いでそれを持ちながら帰ってきたのだろうか?当時の父親の年齢と同になった自分はそういうことを想像してみる。
その後、しばらくは折詰も目にしなくなった。衛生上の問題もうるさくなってきたのだろう。
最近になって、コロナ禍の影響で、たまに店屋に弁当を頼むようになった。たまに家族で折詰をつっつくのもなんか楽しくてついつい昔を思い出した。