3月23日 河井克行被告人(元法相)、一転して買収容疑を認める
こんな明々白々に有罪間違いなしの事件、なんで争っているのかなあと思ってましたが、ようやく罪を認めたようです。
もちろん、議員辞職をするというのは罪を軽くしてもらうための手段であることは間違いありません。ただし、買収総額は2000万円を超えます。罪を認めても実刑は揺るがないのではないでしょうか?
早めに罪を認めていればムダな審理もする必要がなかったのになあと思います。これには、河井や自民党側の事情もいろいろあったようですね。4月の補選を回避することが目的と言われています。公選法によると3月15日までに辞職してしまうと、4月には補選をしなければならない。そうすると、北海道の衆院補選と、長野県と広島県の参院補選の3つの選挙と同一の日に行う。北海道は自民党が不戦敗、長野県は野党が強い。広島県は自民党王国だが、河井夫妻の負の影響もありわからない。4つの同日選挙、自民党がすべて敗北したら政権崩壊のきっかけになる。そこで、議員辞職は先送りという結論になったようです。
でも、これってよくよく考えると、もっぱら自民党側の事情でしかありませんよね。先送りしたところで刑務所に行かざるを得ないとしたら、個人的には早く罪を認めて事件を終了させたほうが気分がすっきりすると思うんです。
考えてみれば、案里さえ出さなければ河井克行の議員の地位は安泰だったと思います。案里を出そうとしたのは溝手が憎かった安倍元首相ですよね。なんか、安倍や自民党に翻弄されてしまって、気の毒な感じもしてしまいます。悪い奴こそ「他山の石」とか言って他人事みたいに言うんですからね。びっくりします。