3月30日 ロシアのウクライナ侵攻から考える⑦ 核兵器を持っていれば安全なのだろうか?
今まで余り考えていなかったが、人に話をするにあたって新聞や専門家の考えを読んで、やっぱり核兵器は持つべきではないと思う。
核兵器は持つことで「攻め込まれない」という安心感を得るかもしれないが、周辺国には日本に「攻め込まれるかもしれない」という不安感を与えることになって軍備拡張競争の一因になる。現実的に核兵器を持つことになれば、戦争が起きたときの攻撃対象になる。
それから、核を持っていれば、相互に抑止力が働いて核兵器で攻撃されることはないと言われてきたが、それも本当なのかどうかよくわからん。プーチンは、NATOやアメリカが武力行使に消極的なのをみて戦争を始め、拡大している。そして、戦況が芳しくないとみるや核兵器の使用も辞さないことを公言している。仮に今後追い込まれた場合には核兵器を使用する可能性は捨てきれない。抑止力といっても、その均衡状態が壊れることがありうることを、今回のプーチンの戦争は教えてくれている。