4月6日 この際、オリンピックを見直してみませんか。
オリンピック組織委員会が「多少の遅れならば取り戻せるが、間に合わなくなることがないとも限らない。注意したい」と言って緊急事態宣言に憂慮の念を表明しました。オリンピックよりも国民の命を守ることが大事です。この際、オリンピックの開催、考え直してみませんか?
ボクはオリンピックに興味はありません。
それは随分前からです。
たしか、モスクワオリンピックの時、アメリカはソ連のアフガニスタン侵攻を理由にモスクワオリンピックをボイコットしました。日本もアメリカに追随しました。その時、涙を流したのが、現在JOCの会長をしていた山下泰裕です。山下は参加していれば金メダル間違いなかった。しかし、その日本のアメリカに対する忖度で参加がかなわなかった。無念だったと思います。
この時、オリンピックが政治に大きく左右されるということがわかりました。今はアスリートファーストなんて言ってますけれど、ボクは醒めた目で見てしまいます。
このしんどい真夏になんで外で競技をしなければいけないんですか?視聴率を稼ぎたいアメリカのテレビ局の思惑があるからですよね。アスリートファーストなんてウソですよ。
だから、新型コロナウイルスが猛威を振るっている以上、オリンピックの延期、当然だと思います。政治やスポンサーに支配されるオリンピックよりも世界の人々の命や生活を守ることのほうが大事です。
そして、これを機に、オリンピックの運営方法を見直してほしい。
一橋大学の坂上康弘教授は「まず、選手の命を危険にさらす夏開催をやめましょう」「都市への負担を減らすために開催地をギリシャに固定する。回り持ちにするにしても、競技会場の新設を抑える施策が必要です」と主張しています(朝日新聞2020.3.28「延期劇が映したひずみ」)。開催地をギリシャに固定するなんて考えた事なかったですよね。たしかにそうすれば、ムダな施設を作らなくて済むわけですからね。