9月19日 仕事のはなし 和解~一目置かれる人になってみたいものだが。

わが業界では、うまく和解ができる人は裁判官でも、弁護士でも、周りから一目置かれる存在としてみられています。
私も、一時期はどのようにしたら和解ができるのかいろいろ考えたり悩みましたし、かなり説得して和解を勧めたこともありました。
なので、まだすべての主張や証拠を出し尽くしていないのに何で和解なんだよ?と不審がられたこともありますし、こっちのかなりしつこい勧め方に辟易されたお客さんもいました。だから、反省しています。
なので、今は自然体ですね。周りからどのような評価されようともあまり気にしません。もう現役でできるのもあとわずかだし。それよりはお客さんの満足度を優先したいと思います。自分も事件の本質を見極めることが和解を勧めることよりも先決なのではないかと思います。この弁護士、なんで和解しないんだろう?なんて思われても気にしません。