9月30日 自死について

家族や友人が亡くなってしまうと切なくなりますよね。
それが自死であればなおさらです。自分の接し方がいけなかったのかとか、もう少し優しく付き合っていれば死ぬことなんてなかったんじゃないかとかいろいろ悔やみます。そういう思いを今もひきずっています。
弁護士の仕事も自死と無縁ではありません。私が弁護士になった頃、サラ金や商工ローンの問題で少なくない方が自死を選んでしまいました。そういうことがなくなるように頑張ってきたつもりです。
自分でさばききれないほどの問題が起こり、眠れない夜が続いたりすると、悶々としたまま頭を抱えて悩むよりも、音も聞こえない真っ暗闇のほうが気持ちいいと思う時もある。死にたいと思ったことはないですが、死を考えるってのはそういうときなのかなあとも思います。
でも、そういう時こそ、悶々とした悩みを他人に話すことで違った世界が開けることもあるんではないでしょうか。