雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

大学入試の国・数の記述式の見送りもよかったのではないでしょうか?

2019.12.08

 「自らの力で考えをまとめたり、相手が理解できるよう根拠に基づいて論述したりする思考力・判断力・表現力を評価することができる」これが、文科省が説明してきた記述式導入の意義だそうです(新潟日報2019.12.8「入試改革の目玉 瀬戸際」)。
 これ自体は否定するつもりはないし、個人的にはマークシートより論文・記述式で受験生の能力を見せてもらったほうがいいと思う。でも、それは2次試験ですればいい。さすがに50万人以上の者が受ける「大学入試共通テスト」ではいろんな弊害が起こるでしょう。それも、民間業者のベネッセが61億6000万円で採点業務を落札したということを聞かされたら、疑問に思ってしまうよなあ。共通一次テスト世代のボクとしては、昔と同じでいいではないか?何を変える必要があるんだ?と思ってしまいますが。

馬場秀幸  カテゴリー:その他