「自立支援ネット新潟」と寺尾知香子さんのことが新潟日報で記事になる。
今日も風邪が厳しくて外出する用件はすべてキャンセルした。早く眠るしかない。
ところで、今日、新潟日報を読んでいてその「新潟」の地域版に「反発乗り越えて住民と共生15年」という記事が目に留まった。新潟市の下町地域に元ホームレスの自立支援を目的としたシェアハウス「まちかど館」が設立され15年。開所当初は、住民から「治安が悪化する」との反発があったが、近年は地域の高齢化を背景に、ごみ集積所の管理を請け負い、顔の見える関係がでてきたという記事だ。もしよかったら読んでください。
この自立支援組織の法人理事長が寺尾千香子さんです。私は、10数年前に新潟で反貧困の集会をしたときに寺尾さんと同席したことがありました。
私は、数度しかお会いしたことがないのですが、笑顔を絶やさない方でパワフルだなあというのが第一印象でした。その後、この法人の活動のお知らせをお手紙でいただくのですが、なんていうのか常に丁寧な書きっぷりで。私もNPO法人を立ち上げたこともありますが、絶対マネできない。こういう丁寧な仕事をしているから絶対いろいろな人を味方にしていい活動をするんだろうなあと思いました。その実績が記事には書かれています。当初の反発から話し合い、そして支えあいに活動が発展していったというものです。寺尾さんの人間力あってのことと思います。
私も、この法人の会員になっています。1年に一度わずかばかりのカンパをします。総会のお知らせとともにカレンダーと干し柿が送られてきます。いずれも、ホームレスだった方たちが自分の力で作ったものです。人間何度でもやり直せる。そういう機会があっていい。そういうことを言葉だけでなく実践してきたのが寺尾さんとその「自立支援ネットにいがた」の方々です。もっともっと頑張ってほしいなあと思います。