今日は新潟に出張。
さすがに連日の遠出は辛い。事務所から離れるのも机仕事ができなくなり不安になる。特に、今日は(事務所の中にいるとわからないが)とても暑かったし、寝不足も重なり辛かった。途中の大積で少し仮眠をとった。社内で横になったため蒸し風呂状態だったが、それでも一瞬眠れて楽になった。
調停事件が続いている。事件は様々だが、調停の利点は、1)裁判所が当事者の意見を十分に聞いてくれる、2)法律にとらわれない柔軟な解決が期待できる、というところだろう(逆に言えば、調停委員が当事者の意見を聞かない、柔軟性がない、ということになれば、まったく調停のメリットがないことになる)。
従前は余り調停に以上のような積極的な意義を見つけていなかった。しかし、例えば離婚事件で、一方が離婚の決意が固いのに、他方が離婚に同意できない場合のように事件の認識や向き合い方にかなりの違いがある場合に、その他方当事者に十分な時間を与えることは、紛争の解決には有用だと思う。法律に基づいて事実認定をする訴訟では、こういうことを目的化かすることはできない。