雪の街だより 高田在住の弁護士馬場秀幸のブログです

国の立場と個人の立場 4

2019.01.26

 私は、国家の一員でもありますが、一人の人間(自然人ともいえますね)としての個人です。

 

一人の人間だからこそ、同じ人間である元徴用工の方が過去にどういう被害に遭ったのかを知りたい。

 

一人の人間だから、国が「完全にかつ最終的に解決した」というのなら、なんで被害を受けた方が救済されないのだろうか、一方的に国が個人の権利を奪っていいのかという疑問をもちます。

 

自分の立ち位置を明確にすれば、今まで見えなかったものが見えてくる。私は、この元徴用工判決の問題は、知らぬ間に私たち個人が日本の国の立場、国家の立ち位置で考えることに慣らされているのではないかと思うのです。でも、個人の問題として考えても当然いいはずではありませんか。

馬場秀幸  カテゴリー:その他

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